妙心尼御前御返事 2014年6月度 座談会御書講義

6月度座談会御書の「妙心尼御前御返事」の講義用資料を作成しました。

拝読範囲: 御書全集 1480ページ 1行目 ~ 2行目
      編年体御書 1129ページ 10行目 ~ 11行目


「 このやまひは仏の御はからひか ~ 道心はをこり候なり 」


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【挨拶】

皆さん、こんばんは。
(挨拶など、状況に応じて入れてください。)

【座談会御書】

それでは6月度の座談会御書を、皆さんと一緒に学んでいきましょう。
大白蓮華の50ページを開いてください。

今月の拝読御書は、「妙心尼御前御返事」(みょうしんあま ごぜん ごへんじ)です。

今月の御書では、“病などの悩みに負けない信心の姿勢” について学んでいきます。

■背景と大意

はじめに背景と大意ですが、このお手紙を送られた妙心尼(みょうしんあま)は、駿河国(するがのくに)、現在の静岡県の中央部あたりに住んでいた、高橋入道の夫人とされています。
夫の高橋入道は、この時期、重い病にかかっていたようです。

本抄は、この重病の高橋入道に対する激励と、病の夫を見守り支える妙心尼に対する慈愛のお手紙で、建治元年(1275年)8月のご執筆と考えられています。

本抄の冒頭で大聖人は、仏はどんな名医よりも偉大な医者であり、仏が説く妙法蓮華経の五字は、生老病死という根源の苦悩を解決する「不死の薬」で、全世界の人々の病の良薬であると明かされます。

また、人は必ずしも病で亡くなるわけではないとされたうえで、高橋入道が病気になったこと自体は「仏の御(おん)計らい」であると仰せになります。
そして、それは、病気になったことで、仏法を求める心が起きるからである、と仰せになります。

今月学ぶ御文は、この部分になります。

本抄では続いて、本当に重い病とは、「謗法の病」であると仰せになり、病気を機に更に信心に励んでいる高橋入道は、今世で必ず罪障消滅し、成仏できる事は間違いない、と激励されています。

■本文の拝読

それでは皆さんと一緒に本文を拝読したいと思います。大白蓮華の52ページを開いてください。

最初に題号を読みますので、それに続いてお願いします。
(大白蓮華52ページの本文を拝読)

はい、有難うございます。
(時間に余裕があれば、下段の通解を読む)

■解説

それでは解説です。

大聖人は、今回学ぶ御文の直前で、“ 人が死ぬのは病で死ぬとは限らないこと ” 、また、“ 大病を患ったからといって、その病で死ぬかは定まっていない ”、と示されています。
そう仰せになった上で、本文冒頭の “ このやまひは 仏の御(おん)はからひか ” と続きます。

生老病死は、誰もが避けることは出来ません。その上で大聖人は、病について、“ 私たちが信心でどう捉えていくべきか ” を教えられています。
誰しも病気になりたくはありませんが、それを大聖人は、「仏の御(おん)計らい」と捉えていきないさいと仰せになっています。 

それはなぜでしょうか?  ―――― その理由について、大聖人は、本文の続きで、
“ そのゆへは 浄名経(じょうみょうきょう)・涅槃経(ねはんぎょう)には 病ある人 仏になるべきよしとかれて候 ” と仰せです。

浄名経(じょうみょうきょう)と涅槃経(ねはんぎょう)については、53ページ下段の語句の解説にありますが、
浄名経では、維摩詰(ゆいまきつ)という修行者が病気になったときに、「あらゆる人の苦しみを わが苦しみとし、ともに乗り越えていくために、あえて、自らも病気の姿を現している」と答えた、とあります。

また、涅槃経では、阿闍世王(あじゃせおう)が、病気をきっかけとして、それまで敵対していた釈尊の教えを受け入れたことや、また、仏が病気の姿を示して衆生を導いたことが示されています。

これらの例は、いずれも、仏や菩薩たち自身が、病気の姿を通して民衆を救った話です。まさに、“ 病のある人が仏になった” という話です。

そして本文最後に、“ 病によりて 道心(どうしん)は をこり候なり ” と仰せになり、“ 病によって仏道を求める心が起こる ”、と教えられています。
病気になることで、これまで以上に真剣に仏法を求め、その結果、成仏の境涯を得ることができる、という原理が示されています。

この御文は、牧口先生の草創の時代より、多くの学会員が信仰の支えとして、身で読み実践してきた御文です。
私たちは、病気を患ったときも、自身の信仰を深める“転機”として捉え、自身を見つめなおし、宿命と闘う決意を深め、より一層、強盛な祈りで、自身の宿業を転換してきました。そして、大病と闘うことで境涯を大きく開き、人間革命した体験が数多く生まれています。
私たちも信心を根本に、いかなる困難も乗り越えていきましょう。

さて、今月の御文の中で大聖人は、「このやまひは 仏の御(おん)計らいか」と仰せになり、私たち法華経の信心を持っている人が病気になる意味を、端的に教えられていますが、このことを、もう少し深く学んでおきたいと思います。

池田先生は、

(PDFファイル及びWord文書ファイルで全文紹介)

と綴られています。

信心している私たちが受けた病気は、全て転重軽受であり、変毒為薬することができる、と断言されています。必ず大きく宿命転換することができるのです。

病気なると、どうしても、不安になったり、嘆く心が生まれてくるのは避けられないことではありますが、病気になること自体が不幸なのではなく、病気に立ち向かえないことが不幸なのです。
「絶対に病気に勝つんだ!」と、生命力を奮い立たせて闘うことが大事です。

そして、皆さんも良くご存知の御書の一節ですが、
“ この曼荼羅 能く能く信ぜさせ給うべし、南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや ”、とあるように、一歩も引くことなく、唱題を根本に病魔を打ち破りながら、信仰の実証を示しきっていきたいと思います。

また、池田先生は、

(PDFファイル及びWord文書ファイルで全文紹介)

と綴られています。
最高の仏法を持った私たちは、この先生のご指導を胸に、不屈の挑戦であらゆる難に立ち向かい、幸福の大道を歩んでいこうではありませんか。

御書の学習は以上です。

■最後に

さあ、青年の月、師弟の月の7月へ、そして上半期の大勝利を目指し、一歩一歩前進していきましょう。
(状況に合わせて、追加してください。)

以上です。


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【ご参考】

 忍者サンドボックスに、御書講義の原稿ファイルを置いています。
 但し、ご自身の教学力向上のためにも、極力、ご利用を控えてください。
 基本、研鑽の時間もないなど、「急場しのぎ程度」のご利用に留められる様に希望します。
  ⇒忍者サンドボックス (黄金柱の地区部長会 ファイルスペース)
   URL:http://ougon.sdbx.jp/

  【利用方法】  ⇒ 忍者サンドボックスについて

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